補聴器・人工内耳・難聴関係リンク集

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お役たちリンクを集めてみました。ご覧の皆様の中で「このリンクは追加した方がいい」というものがありましたら、是非ご紹介ください。

目次

JapanTrak 2022

JapanTrak 2022は以下を目的とした大規模な調査です。

我が国において一般の人々が聞こえの不自由さ(難聴)や
補聴器についてどのように考えているか、補聴器の使用状況
はどうなっているかなどについて大規模な実態調査を過去3回
(2012年、2015年、2018年)の調査と同様に実施した。
JapanTrak 2022の目的は、我が国における聞こえと
補聴器を取り巻く現在の諸問題を抽出し、欧米諸国の一部同様
なデ-タとの比較も行ないつつ、もって全難聴者の生活の質
(QOL)の向上に寄与する対策を検討し提案することにある。

Japan Trak 日本補聴器工業会

この中で私が興味を持った点を挙げてみます。

単なる調査結果としてではなく、自分自身の状況に当てはめて読むと、これからの補聴器選びにも役立つと思います。

  • 難聴を自覚する人の補聴器所有率 全体 : 15.2% (2018 : 14.4%)
  • 難聴について耳鼻科医師あるいはかかりつけ医師に相談した難聴者は38%に過ぎない。
  • 補聴器所有者の僅か8%しか 補聴器購入の助成を受けていない。
  • 日本人の75%が人工内耳のことを知らない。
  • 各国の補聴器普及率比較( 自己申告 )日本は15%で欧州の50%前後と比較すると低い普及率です。

http://www.hochouki.com/files/JAPAN_Trak_2022_report.pdf

日本の補聴器ビジネスに関する一考察

横浜市大大学院 坂本さんによる論文です。世界の補聴器の99%は海外で生産されており、法整備やイノベーションも進んでおり、これらが日本市場へもたらす影響について論じています。コストコやOTC補聴器といったものに興味があって調べていますが、OTC補聴器へのコメントなどを読むとまさにその通りだと感じています。Japan Trak 2022と合わせて読まれると面白いと思います。

日本の補聴器ビ ジネスに焦点を当て、欧米の現状と比較しながら、 今後その規模が拡大してゆくと考えられる日本の 補聴器業界のビジネスモデルにおける現状の分析と課題 および今後の展望について検討を行った。

医療と社会 Vol.32 No.3 2022

https://www.jstage.jst.go.jp/article/iken/advpub/0/advpub_2022.005/_pdf

補聴器は毎日除湿しましょう。除菌もしてくれます。

人工内耳友の会 ACITA(あした)

日本全国の人工内耳装用者の会です。医療従事者、企業、諸団体と連携して、人工内耳装用者に対する福祉の充実、人工内耳の普及と社会的理解の促進、人工内耳装用者間の相互の情報交換・親睦に関する活動を行ない、人工内耳装用者、失聴者及び難聴者の社会的地位の向上と社会参加の促進への寄与を目的としています。

私も昨年(2023年)入会しました。

今日の人工内耳への長い道のり - The Long Road to Today’s Cochlear Implant

IEEE SPECTRUM 2022 年 2 月の記事「Electric Hearing」より。人工内耳の実用化に至るまでの長く困難な道のりについて記載されています。人工内耳の父と言われるクラーク博士以前の物語から、人工内耳実用化に向けて沸き起こるろうコミュニティとの葛藤。クラーク博士の懇親的な取り組み。短い記事ですが、人工内耳の歴史を垣間見ることができます。

人工内耳ヘルプ - CochlearImplantHELP –

CochlearImplantHELP は、人工内耳を使用する際の様々なサポートをしてくれます。人工内耳についてオンラインで調べ始めたばかりの方でも、お気に入りの電子機器に接続する方法を探している熟練ユーザーでも、CochlearImplantHELP には必要なものが揃っています。日本でもこんなサイトを作ることが私の夢の一つです。

人工内耳一覧表は細かいデータが掲載されています。

コード化法(音声処理法)について

人工内耳友の会-東海-の皆さんによる勉強会資料です。コクレアのエンジニアの方の講演資料をアップしてくださっています。専門的な内容ですが、これを読むと今のコクレアの人工内耳が音声に特化していることが分かります。

今のコクレアの音声コーデックのデフォルトはACEですが、装用者によりSPEAK・CISと言ったコーデックの方が聞き取り成績が良い方もいることは留意すべき点だと思います。

  • 人工内耳の構造
  • 蝸牛内の電極からの電気刺激
  • 蝸牛内の音域割り当て
  • コード化法の基本
  • 各コード化の説明

https://www2u.biglobe.ne.jp/~momo1/sub1/new_sub/140421watanabe1.htm

人工内耳のコード化方法

国立病院機構東京医療センター耳鼻咽喉科科長、人工内耳センター長 の南 修司郎先生による資料です。コクレア社のACE、メドエル社のFSPについて詳細に解説されています。メドエルのコード化を知るうえで貴重な資料となっています。FSPの利点として、低周波入力信号と同じ頻度で低周波聴覚神経の神経発火を誘発することにより、時間分解能が改善され、音声認識、音質、声の高さの認識、音楽認識を改善するとされているとしています。また、メドエル社人工内耳には、12個の蝸牛内電極接点のそれぞれを独立して刺激するための複数の電流源が含まれているため、並列刺激が可能となっている。これにチャネル間相互作用補償(CIC:channel interaction compensation)と呼ばれる新しいアルゴリズムを備えており、並列刺激中に望ましくないチャネル間相互作用が発生しないようになっているとのこと。

  • ACE(Advanced Combination Encoder)コード化法(コクレア社)
  • FSP(Fine Structure Processing)コード化法(メドエル社)

聴覚障害者を救う「人工内耳」-伊福部達博士が確信した、学習や訓練によって変われる高齢者の脳機能

1980年代前半、まだ日本では人工内耳の研究がタブー視されていた時に、米国に渡り人工内耳の研究をされた伊福部先生の記事。オーストラリアのメルボルン大学が世界に先駆けて人工内耳の実用化に成功した裏でこんな物語があったとは。

聴覚障害者を救う「人工内耳」--伊福部達博士が確信した、学習や訓練によって変われる高齢者の脳機能|tayorini by LIFULL介護 (homes.co.jp)

きこえとコミュニケーションの「うさぎクラブ」 白井先生

きこえについて、耳鼻咽喉科専門医・補聴器適合判定医/補聴器相談医・臨床遺伝専門医でいらっしゃる白井先生によるとても分かりやすい資料です。第一部では、オージオグラム、dB(デシビル)、ダイナミックレンジなどの用語が初めての方でもスイスイ。第二部では、補聴器と人工内耳のしくみ、両者の違いなどが詳しく説明されています。私も人工内耳の手術にあたって、大変お世話になりました。

Hearing Tracker

もしあなたが聴覚・補聴器・人工内耳に興味があるのであれば、是非 Hearing Trackerをフォローすることをお勧めします。Hearing Trackerは消費者の立場で作成された貴重な情報源です。私もHearing Trackerのフォーラムを愛読しています。

HearingTracker.com は、補聴器消費者向けの世界初の真に独立したショッピング リソースとして 2013 年に設立されました。HearingTracker.com が登場するまでは、消費者が特定の補聴器モデルについて書面によるフィードバックや評価を提供できるオンライン リソースはありませんでした。情報は非常に限られており、当時、消費者は自分で製品を調べる方法がほとんどありませんでした。多くの場合、利用できる唯一のリソースは補聴器会社自身が作成したマーケティング資料でした。

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この記事を書いた人

通信関係の開発やってます。重度難聴で両耳人工内耳を装用しています。

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