丸一日、白井先生の熱意溢れる大変有意義な講座でした。毎年開催されているとのことなので、これから人工内耳を検討されている方、人工内耳のリハビリをされている方には是非聴講をお勧めします。主催いただいた東京都中途失聴・難聴者協会、ACITA、コクレア・メドエル・Advanced Bionics(日本光電工業)の各社の皆様、ありがとうございました。
午前の部:「人工内耳を上手に使いこなすには?」
⭐リハビリの段階は 以下の4つの段階があり、今自分がどの段階にいるのかを把握することが大切
検知:音に気づく
弁別:ことばの長さや調子の違い
識別:言葉を認識し照合できる
理解:話している意味を理解できる
⭐赤ちゃんの装用者は Ling6チェックを毎日、どの環境でどの距離で聞こえているかを確認する
⭐子供の装用者は雑音と言葉の区別をする事ができないので静かな環境で話す必要がある
⭐両耳人工内耳のメリットは音源の方向感覚と雑音下の聞き取り向上が実験でも証明された
⭐両耳デメリットはあまり感じないが人によって、例えばMRI画像が片耳に比べ悪くなる
午後の部:「人工内耳とは何か?」
⭐一般の人の人工内耳の認知度:30%
⭐2017年人工内耳適用基準が緩和される→聞こえないので手術から、聞こえなくならないように手術へ
⭐補聴器の負のイメージ(うるさく聞こえるなど)は、実は感音性難聴の特徴そのもの
⭐様々な調査で、補聴器→人工内耳により語音明瞭度は向上することがわかっている
⭐年齢を重ねてこそ聞こえることに価値がある。人工内耳適用拡大は高齢化社会に大きなインパクトとなる
⭐人工内耳適用基準が変わったので、(この基準を上手く使って)聞こえない期間を作らないようにすることが大切
受講した方の感想です。
講座の後、古くからの友人とおじさんには似合わない感度が高い?居酒屋で呑みました。Nucleous 8は返してしまったため、Kanso 2で普段は使わない ScanおよびForward Focusの両機能を有効にしました。やはり今まで補聴器では絶望的な状況から、まるでモーセの十戒の海が割れるシーンが如くノイズが脇へ押しやられていくような感覚でした!雑味無く会話ができます。会話は折り重なりますが、Forward Focusにより音源を絞れるので聞き取りは問題ありませんでした。周りに向けるとそちらの楽しい会話が入ってきました。A magnificent night !(写真はイメージです。(;^_^A)
強力な振動で知らせてくれる安価な目覚まし時計です。
2つの時刻をセットできます。
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